琵琶湖の春
今日はあいにくの雨、でもアゴラの先生だったらつくしとりに行っちゃうだろうと野鳥センターの池田さんは言った。
だから池田さんは、今日の植物採取用の資料をラミネートして用意してくださっていた。
先生も先生なら、池田君も池田君だ。
雨=負ではないのだから。自然を愛している人たちの発想は、天気に左右されない。
今日もニコニコ池田さん。
池田さんには、ここにいる鳥さんの話をしていただいた。
今野鳥センター近くには、カラスとトビの子育てがはじまっている。
カラスは賢く、葉っぱが茂る頃には、卵からひなが孵っていて、ちゃんと葉っぱで天敵から身を守っているようになる。でもトビさんは葉っぱが茂らない所に巣を作っているの・・・ちょっとおかしいねって池田先生は言った。
トビさんはお母さんが強くって、お父さんが弱いの。卵をお父さんも温めたいのだけれど、お母さんは卵から離れない。だから時々、餌をとってきて、卵からお母さんを離そうとあえて採ってきた餌を見せて、知っててその場で餌を落とす。そのスキにお父さんは卵を温めるんだって・・・笑えるよね。
池田さんの笑顔が本当にいい!
優しい表情で、自然大好きな池田さん。
いいな〜って先生もみんなも。
さて、外に行って植物採集とつくしとりにいくよ!って言ったら、琵琶湖のお友達は急に黄色いカッパを着始めた。なんかおもしろいな〜。
滋賀の事務局になっているTさんが、気をまわしてくださって雨具の用意を!とmailしてくださった。
面白い光景だ。ニコニコしてしまう。
先生も黄緑色の雨具、池田さんとお揃いだった♩
黄色い星人が雨の庭にぴょこんぴょこんと存在してる。
連れ添ってぴょこんぴょこんとつくしとり・・・かわいいな〜♩
どこかムーミンを思い出す。
ムーミンの新しいキャラクターになりうるかも!
今日は掛川のアゴラからも小さなお友達がやってきた。
4歳のT君は最近鳥さんを描き始めた。だから今日は野鳥センターにやってきた。
いつの間にか小学1年生になっていたK君も積極的につくしとり!
これ、なんの植物?
え?むずかしいな〜
池田さん即席の植物辞典!
すらすらと解る池田さん。植物、自然を愛する池田さん。
大事な辞典、アゴラに持て帰りました。
ほら、つくし!いいお顔
採取した植物の標本作り。
はい!ではこの紙につくしの袴で造形作品を作ってくださいね!と先生。
みんな黙々と制作中!
鳥の羽も採取したよって小4のTちゃん。
袴とり作業。
大人も子供ももくもくと・・・でも声は弾む。
こういう作業昔あったね。みんな笑顔で手仕事。
今3歳になったYちゃんもみんなと一緒に袴とりしてくれています。
たいへん丁寧に・・・すごい。
じゃ〜ん!
野鳥センターの植田さんが道の駅でブラックバスのフライを買ってきてくださいました。
おいしいかどうか・・・皆さん食べてみてください。
この野鳥センターってみんなが子供達や大人に関わってくださってありがたいです。
いろんな事を体験し、学びます。生きた授業ですね!
野鳥センターにコンロを二個、フライパン二個でつくしの佃煮作り。
アゴラの先生のお味をどうぞ!
好奇心旺盛のYちゃん、つくしの佃煮の匂いに誘われて、なになに?って下からつくしの佃煮作りをのぞいてる。
先生の料理のおかげで、急に窓が真っ白になった。
すると子供達は、窓に絵を描き出した。
我も我もと大きな窓のキャンパスに描き出す。
ニコニコして嬉しそう。
昔、水森あどさんがガラスボードにかわいいを描いていた番組を思い出した。
そんな風景みなくなった。
子供達はどんどんゲームに引き込まれ、自分で遊ぶ遊び方をしなくなった。
琵琶湖のアゴラのお友達は、ゲームをしない。もしくはほどんどしない。
そんな中で育った子供達は、ちゃんと遊び方を知っている。
楽しみ方を知っている。
野鳥センターの方が、顕微鏡を用意してくださって、つくしの胞子をみんなが見たよ!
わ〜緑の球体!マリモのよう〜
どれどれ!って大人も夢中!
僕も!って四歳のT君も椅子の上からのぞいてる。
どれどれ?できましたか?
じゃ〜ん!できたよ、つくしの佃煮♩
さ〜お弁当と一緒に食べましょう!
おいしい?
おいしいよ!
琵琶湖のアゴラのお友達は、お弁当ご飯をちゃんと残してつくしの佃煮を食べました。
大人が無いもいわないでもご飯を残して待っていました。
思考するアナログのこどもたちだな〜。
さ〜午後の続き、絵を描きながら袴装着!
お兄さんお兄さん、何してる?
あ!彩子さんのもしゃもしゃ君を作ってるのね!
いいね〜!いいよ!
三才のYちゃんも持ってきました。
いいね〜!いいよ!
迫力ある作品です。
大人の彩子さんの作品はもしゃもしゃ君。そこにには袴じゃなく、頭をつけて装着!
ね〜ね〜知ってる?つくしのあたまは胞子がしばらくしたら出て、緑色になっちゃうよ!
でも彩子さんはそれでいいのです!とこれを家にもって帰った。
数日後mailにもしゃもしゃ君のその後を伝えてくれた。
もしゃもしゃ君、緑にならなかった・・・一カ所だけだった、緑。
もしゃもしゃ君ってほこり食べて生きている。だから胞子も食べてしまったんだね!
4歳のT君のカワセミ。いいね〜。
いいね、袴のお花。
袴のトビ!迫力!中学一年生のM君の作品。
僕もおにいちゃんの見ながら頑張ったよ!花火きれいやな〜ていっているんや!
いいぞ!うまく出来たな!いいぞ!
二階でレクチャー。
また池田君登場!
今琵琶湖の柳の木にはカラスとトビが巣作りしています。
カラスは賢くって葉っぱが茂った頃に子供が孵るので、天敵にねらわれないように巣作りしています。
トビは、葉っぱが茂らない所に巣を作っています。
丸見えなんですね・・・
でもトビさんはすごく目がいい!僕たちが野鳥センターからトビさんを望遠鏡で見ていたら、ちゃんと見ている事に気づいていますよ!
あ!ほんとほんと!みてるみてる!顔をこっちに動かすよ!
みんな興奮!
毎回見る光景。でも1日1日違います。
階段の所には、毎回作品を展示してくださっています。
観に行ってください!