里と湖のポレポレ時間~

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只今展覧会開催中です。お見逃しなく!日々変化しております。

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只今、アゴラでは、渋垂秀夫&丸山孝広展開催中です。
渋垂秀夫氏の個展は10年ぶりです。
渋垂氏の個展『分解 decomposition 』。
彼の作品には一連のテーマがあります。それが循環です。
循環を意識する。
水があり、流れがあり、植物があり、自然があり、人がいて、生きるとは・・・逝くとは・・・全てが循環。
以前の作品展『compotion』から、今『分解 decompotion』へ
なぜ 分解なのか・・・
私たちは循環の中に生きています。
そして当たり前に今ここにあると思っています。
けれど、この当たり前の中に私たちは委ね、これを当たり前に享受して生きてきたように思います。
その享受してきた事は、何処からはじまり続いてきたのか・・・
教えられ、与えられ、この流れが、当たり前で、疑いも無く繰り返された。
けれど、何か違っていた・・・
何が違うのか?
それを感じる時、概念そのものが違っていたのかもしれない。
歴史学者であり、思想家の藤原辰史氏は、月刊誌「現代思想」の中で、生態学の言葉を分解しました。
生態学は、私たちの一番核となる生き物としての進化や存在を学問として私たちに伝えます。
私たちはどんな存在なのか?生き物はいったい何なのか?
その学問の中において私たちは、生き物を意識し、生き物たちをふるい分けして、自分達の位置を確かめました。
藤原氏は、今の社会の違和感を生態学の言葉に意識し、この生態学分野で使われる言葉の概念に着目し、分解しました。
分解する事で何が見えたか・・・
言葉とは、私たちに様々な意識の固定をするものだと私は理解します。
その藤原氏の意識は、今までの戦争史や農業史の歴史学者を超え、新しい分野に注がれました。
それに連動したように、渋垂氏は、自らの作品展を振り返り、新たな試み。
世界中の子どもが例外無く描く、頭足人。円の獲得から頭足人。
子どもは、身体で円を描き、その次に足が、その次に手が・・・そして頭足人を描くのです。
渋垂氏は今回の作品展では500枚の素描画を描きました。
子どものように身体で描く、感覚で描く、力を抜いて自由に描く事を試みました。
その作品をアゴラの教室に並べ、分解の文字を添えました。
目の前には彼の不思議な大きな絵が、アゴラの教室を見渡します。
水で描く彼の技法。
鳥なのか?人なのか?山なのか?虫なのか?何なのか???
でも面白いこの絵って何?
想像してご覧。創造してご覧。
イマジンが流れてきそう♪
もっと自由に、もっと力を抜いて、面白く、生きようと言っているように思いました。
美術がいらない教育になるとは、どんな社会になるのかをそうぞうした事がありますか?
固く、凝り固まり、文字が乱舞し、規則ができる。正しいという概念を権力が与えるのです。
美術教育の縮小は、そうぞうの希薄・・・そうぞうの欠落・・・固く、凝り固まった窮屈さに閉じ込められる。
これに、NOっしたらいいんだって、わたしたちはもっと自由に生きられる。もっと素直に生きられる存在なんだよって教えているような感じがしました。
感じる作品作ってみろよって先生は若者にずっと訴えてきました。
感じる作品が今ここにあります。

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今回の作者。左・丸山孝広氏と右・渋垂秀夫氏
下の写真は、渋垂氏の作品制作風景です。
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二階は、イラストレーターの丸山孝広氏のデジタルアート作品と写真の展示です。
丸山さんの作品を見たとき、どっかで見た事あるな〜って感じませんか?
彼の作品は良く様々な雑誌や本の挿絵になっています。
へ〜!あれか〜って思えるような感覚。
昔は手書きで描かれていたイラストですが、パソコンが生まれてから、今やデジタルアートの時代になってしまいました。
彼は、手書きから、デジタルワークもこなすイラストレーター。
作品は商品となり、個展云々という世界より、細かな作業の中にアーティストとして生きてこられました。
この作業は、大変身体を酷使するのですが・・・
つまり、パソコンと肉眼の距離は10センチの世界で小さなドットとのにらめっこ。
デジタル処理の複雑さはなかなか素人には伝わらないものですが、大変苦労のいる作業なのです。
この作業は、目を酷使したり、云々・・・
そう言う方々の労あって、私たちは日常のものを手ににて楽しんでいる訳です。
そういう仕事の傍ら、アゴラのキャンプに10年通ってくださって、木琴おじさんとして子供達と関わりを持ってくださっています。
モノクロ写真は、彼のまなざし。
なぜモノクロですか?
できるだけ余分なものは消したいの。このシンプルなところに、それぞれ色を感じて付け加えたらいいと思っていると丸山さんは言いました。
子供達の良い笑顔がたまらない。
おばちゃん先生の息子たちの写真もありました。
あのおどけない表情をしていたんだな〜と、子どもの純朴な表情に成人した息子を重ね、先生たちの寄り添って頂いた時間経過を噛み締めました。
他にもアゴラで行った「KAMEの翼プロジェクト」のチラシや講演会、リーフレット等のデザインワークをやってくださった丸山さん。その作品も展示しております。
是非お越し下さい。
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by agorakodomo | 2018-01-31 21:24 | お知らせ!

展覧会のお知らせ!

この記事はしばらくの間、固定します。
下には随時Blog更新しています。

只今、アゴラでは、個展 開催中です!

”decomposition ―分解ー” 渋垂秀夫

“アゴラ子ども美術工場と
KAMEの翼プロジェクト関連のデザインワーク“ ー丸山孝広ー
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丸山氏は彼のイラストレーションやデザインワークそしてアゴラに関わった写真を楽しく紹介。どんな+になるか?楽しみな展覧会。


日時:2018・1/22(月)〜2/4(日)11:00〜19:00

場所:アゴラ子ども美術工場・ギャラリー
    静岡県掛川市千羽1679 ☎0537-27-1428   090-6351-6633



あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
アゴラは今月22日〜2月4日まで展覧会を開催します。
アゴラの発起人・渋垂秀夫先生と、先生の大学時代からの友人でイラストレーターの丸山孝広さんの展覧会です。
彼等が大学生だった時は、教育が産学共同へ移行しようとした頃です。つまり学生運動の時代。
学生運動は、あの頃の学生が、純粋な教育体制から産業に結びつく教育体制に持って行こうとした大学側へ抗議しての運動でした。
これは、本当に大事な運動でした。
学生たちは声を上げて、身体を張って阻止しましたが、教育体制は次に来る高度経済成長の渦の中に潜り込んで、産学共同教育へ移行しました。
今、子供達の親世代が、沖縄や、日米安全保障条約、あの当時の学生運動や抗議行動の内容等大事な事を知らないのは・・・
自分を持てず、競争に向かっていく意識や、場の空気を読んでしまうのは、なぜか?
これが産学共同時代の教育とそれまでの教育の違いなのだと思います。

そして世の中は、あの頃にと戻ろうとする空気を持ちはじめます。
安倍政権は2015年、集団的自衛権を国会で強引に通して、その前から武器輸出を行い、フランスで行われた武器展示会・ユーロサトリで日本の企業も12社参加しました。それから企業は毎年この会に参加しています。また、安倍政権は教育予算を削減し、軍事研究に加担する大学や部署に教育予算をつけるとしました。
これらの事は当然憲法に違反する行為です。が、強引に戦争をする国を肯定し、教育に軍産複合体体制を入れこんでいます。
これに対して、各大学の教師や有識者と学者たちは、この産学軍教育に反対し、いろいろな集会を開いています。
昨年10月に京大総長の山際寿一さんが、学術会議の会長に就任しました。これからいい空気が広がっていきますようにと思います。

あの時代を生き、教育、子育て、…子どもとは何かを思考し、関わってきた先生方の表現が今時を経て、ここに生まれます。

”decomposition ―分解ー” 渋垂秀夫

“アゴラ子ども美術工場とKAMEの翼プロジェクト関連のデザインワーク“ ー丸山孝広ー

アゴラにお越し下さい!




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by agorakodomo | 2018-01-20 22:55 | お知らせ!

アゴラの先生と学校教育の違いについて思う事

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近頃、大学は自分が自ら選択するのではなく、その子の偏差値で、振り分けられる。
高校がネックだ。
中学の時高校受験で、進学校、準進、普通校、農、工、商に振り分けられる。
又高校の二年で文系理系に振り分けられる。
優秀という言葉に私たちは騙されてしまうが、とりあえず点数のいい子、特に有利な教科は、
理数系であり、さらに生物より、物理、化学を重んじる。
成績がいい子とは、理系であり、物理、科学ができる方が偏差値で有利だと言う。
ある子が、生物が好きなのに、成績の順で、進学コースの理系、物理に高校の先生に誘導された。
でも理系は好きでないので、成績は伸び悩む。
高校3年で進路を決める時、塾に行く事にした。
塾の教科選択の時に、物理は止めて生物を教えてくれといった。
塾の先生は無茶だと言った。だって高校2年生から選択で、物理を高校の先生の言うように選んでいるから、一年物理の知識はあるものの、生物は一年抜け落ちているからだ。
高いお金払って塾に行くのだから、好きな物を選ぶが本筋。
一年がどうであれ、好きでもない教科を高校の先生の勢いと世間体で流された挙げ句、偏差値のみで大学を選ぶ?
なりたいものになるより、お前の成績ではここだと選別されているだけだよ・・・
大学ってお金だって高いのに、肩書きと教師に言われたから・・・と決めるの?ってこと。
結局、本人は、生物の方が好きだからと生物を一から学んだ。・・・何で二年生で生物を選択しないんだ!?と言いたいが、ま、勢いに流される子供達である。
塾では、この選択が良くて、どんどん生物の成績が上がっていく。
その後アゴラの先生のアプローチで行きたい大学の、いきたい学部の、いきたい教授のところで学び始めた。そして研究室に行き来して、いろいろ研究を手伝った。

でも・・・その研究室にいる人たちは中学から論文を書いていて、その学部のその研究室に入ってきた子は、入学するなり、死んでいた生き物の解剖をしたいと先生にいって、それをレポートにまとめた・・・こういう人たちがいっぱいで、中学の自分、高校の自分、今の自分を思うと、その勢いや論文を書くという夢中になる思いが足りなさすぎて・・・とその子は落ち込んでた。
アゴラの先生はいう。
比べるんだね、みんな。
ずっとずっと比べてる。あの子が優秀・・・あの子がすごい・・・
夢中になれないって落ち込む・・・なぜ落ち込む?
自分だけを見れないのさ。
他者と僕、私・・・
博士になるには論文・・・
このパターンも卒業しなくっちゃ〜。
生き物が好きで、絶滅危惧種の保全をやりたいが主体でしょ?なら、優秀のパターンを頭からはずすことだな。

抜けきれない競争の中の世間体。
かわいそうだ。
私も確かにそうだった。
純粋な教育が小中高で確立されず、他者と自分という競争にいつも置かれている訳だから。
この概念を外してあげる事って難しい。
だって家庭が競争をいつまでもあおっていたなら、子どもは大半は親の顔色伺って進路って決めちゃう訳で・・・
大学は、小中高と違い、やっと自由な教育、自分主体の教育を受けられるのに・・・もったいない。
だから、この競争という概念を大人が一人二人と自ら外してあげないと、子どもはずっと苦しいのです。

私最近、アゴラの先生のアプローチって画期的だと思うんです。
というか、今までの教育って、すごく子どもにしんどい教育だったんだな〜って思うんです。
学校教育は、夢を職業に置き換えて伝えているように思います。
また、この夢に到達するには、この道を行くのが本筋だと、集団教育の中で伝えます。
つまり、断崖絶壁の山を子供達の前に作って、この山を登れって言います。
険しいぞ!大変だぞ!って、特に高校受験の時に教師から言われます。
この成績なら難しいから、もう少し小さな山にしたらとか、否応無しに世間のパターンの塾に通い始める。
コツコツと一生懸命このパターンをやると、いつか夢は実現しますって・・・
でも、とてつもなく高い、断崖絶壁の山を見て、子どもは、怖くなったり、無理だとしてしまう子だっています。持続力がつかない子もいます。また、夢というより、良い成績を取っての優越感とかで競争に勝ち抜く事の先にただこの道を進んでいたら・・・?

アゴラの先生は、子供達にトントンと肩をたたいて、こっちこっちって言います。
何々?って子どもはアゴラの先生の後ろについていく。
すると、残骸絶壁の山の裏には、なだらかな道がついていました。
木々に覆われ、草花が咲いています。
子どもはその光景を見て。わ〜って喜んで興奮します。
来てご覧って、先生も一緒に歩き出したら、目の前にバッタがキチキチと飛びました。
ほらほらあそこにもって先生は遠くの空を指差しました。
ハヤブサが旋回し、目の前の竹やぶに急下降!
えええ?ハヤブサはメジロの捕獲に失敗しました。
子どもはまじかで見たハヤブサに大興奮。
そしてどんどん山を上がっていくと、目の前にカモシカ!
わ〜!なんだここは?って思っていたら、いつのまにか、頂上についていた。
夢達成!
なんだか軽やかな夢達成!
なんで?
競争なんてなんのその・・・面白いからただその先が知りたいから歩いただけ・・・興奮したからその勢いで山を登れただけ。美しかったから・・・これが知的好奇心。
私の好きなことをやること。
先生の教育…はぐくみってそこなんです。
パターンに埋もれ、勝ち抜く為の夢って夢じゃない。
生きること、生まれでた意味まで教えてくれているようです。


もう一つのお話。
この間のびわ湖の野鳥センターでのお話から思った事。

学校教育は、子供達を飛行機に仕立てて空を飛べって言っているように思います。
つまり、飛行機が飛ぶ時、滑走路をゆっくり加速して、エンジンをふかしてググググググ〜ン!って一気に飛び上がります。
そして目的地に向かいます。
途中で空高く飛べず、エンジンをふかすだけで、燃料切れで飛べないってこともあります。
アゴラの先生のアプローチってこの間の鳥のお話に似ているんです。
アゴラの先生のアプローチは次列風切り羽を使うんです。
鳥は次列風切り羽を使って上にふわ〜っと舞い上がるんです。
次列風切羽は、子供達にとって好奇心と存在を認められる事。
そのワクワク感と安心感が身体を軽くし、ふわ〜っと意識を軽やかにします。
上に上に上がって飛んでいる鳥のよう。
空・・・高い所から眺める景色・・・鳥瞰図といいますが、まさしく子供達は、地上にいるよりも鳥瞰図的に物事が見れるのです。
二次元から三次元。
というと、物の見方が、直線だけでなく、平面だけでなく、あらゆる方面から見る事ができる。
すると、もっと多視点になって物事を捉える事ができるんです。
そして飛んでいきたい所に初列風切り羽を使って前に飛んでいきます。

鳥の軽やかさと飛行機が飛ぶ様子。
それがアゴラの先生のアプローチと既存の教育の違いなんだと思ったのです。
頑張れ頑張れと奮い立たせて頑張る教育と、本人の好きな事をやり、生まれたままのあなたがいいんだという当たり前の存在を認める。
優秀だとか、秀でてるとかと世間に褒められることと、生まれたままのあなたが良いと褒められることの違い。
次列風切り羽は、一振りするだけでグン!と空に上っていくんです。
この軽やかさを子供達に、、、大人たちにも知ってほしいんです。

アゴラではいろんな方面に進学しています。
絵がぜんぜん描けなかった子が短期間で絵が描けるようになった子は本当に多く、他の分野でも先生はパターンではなく、興味を示し、何の為に学ぶのかを子供達に伝えます。
*注:ただこのアプローチは、あまりにも子供達にとって軽やかで、夢の実現が自分の力だったんだと、後々この好奇心と続ける事を怠ったら、知らぬ間に急下降しちゃいます。
子供達へ・・・
どうか、知的好奇心が電動力です。飛べたはいいがと、又競争の渦の中に再び入らないように。



ー「子どもと菌と戦争史2」のチラシよりー


=--薬と子ども、子どもと戦争、戦争と菌--=


 里山の風景はここ2年で大きく変わった。老齢化した耕作者は、茶草葉農法の茶畑を止めた。

竹が生い茂る荒れた茶畑,手間のかかる米づくりは,休耕田と畑に変わりつつ細々と続く。にぎやかだった蛙の鳴き声は,何かおとなしく聞こえる。社会を取り巻く事象の変化は、まず子どもたちを襲った。いつの時代もそうだが子どもたちからなのだ。敏感で窮屈な思いをもちながら、力ずくでは敵わない子どもたちは、学びの場で、地域で、家庭で「おとなしく」と嗜められ、逆らえば、問題児としてあつかわれる。親や教師は、子どもをカウンセラーへ、時には、診療内科の医師に委ね、病名がつく。従来のちょっとわからん子ちゃんやいたずら坊主に病名が付けられると、精神薬投与が始まり、本来の自分ではない自分に変えられる。これが“教育の医療化”?この数年、アゴラで見た子どもを取り巻く現状だ。大人は子どもがおとなしくなったと「ほっと」する。ほんとにこれでいい?教育

の医療化って?医療産業が儲かるって?国の軍産学共同の推進の中、軍需費の拡大って?弾道

ミサイルの国の対応???里山の空はいつの間にか軍用機が飛び交う。煮えたぎります。本当に今何が起こっている?腹の記憶が沈んだ歴史を呼び覚まします。今日、地の脈に新水流れる。


アゴラ子ども美術工場 渋垂秀夫






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by agorakodomo | 2018-01-20 18:20 | 伝えたいこと

びわ湖のアゴラ 2018年1月13日 『鳥の飛翔と鳥凧』

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今年はじめてのびわ湖のアゴラ。
二日前から湖北は雪が降り出して、おばちゃん先生の車はスタットレスに変えた。
どれだけ降り積もるかと思いきや、次の日は晴れて、白い雪景色のみを私たちに見せてくれた。
びわ湖は青く、空も青く、その対象に白い伊吹山が美しい。この景色はこの地で育った私にとって富士さんより美しいと思うのである。
さて、今日は鳥の飛翔について野鳥センターの池田さんに教えてもらおう♪
池田さんはちゃんと前もっての打診通りいろんな材料を用意してくださっていた。
鳥の羽。この下の写真の羽は大きいのがヒシクイと小さいのはトビである。
その部分を風切り羽という。
又その風キリ羽は3つに分けられ、
1・初列風切り羽・2・次列風切り羽、3・三列風切り羽という。
1は、大きく、前に飛ぶ。いわゆるエンジンの役割だ。
2は、上に上がる役割だ。どんどんこの羽を動かすと上に上に上がる。
1の初列風切り羽と2の次列風切り羽を動かす事で、斜め前に飛んでいくのである。
三列風切り羽は今の所、用途はハッキリ解っていないらしいが、今少し解明できているのは、たぶん、ブレーキや舵取りの役目をしているのかもしれないらしい。

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今度は池田さんは、SちゃんとTちゃんに二つの羽を持たせて、風を切るように言った。
どんな抵抗があるかな?
フワ〜フワ〜〜〜〜???
じゃ〜交換してフワ〜フワ〜フワ〜〜〜???
ムムム???
微妙に抵抗があるのは軽い羽の方の次列風切り羽だった。
へ〜!!
でね、この羽はフクロウの羽なんだ。
Sちゃんの持っているしっかりした羽は音がするでしょう?
でもTちゃんが持つ羽は音がしないよね。どうしてだ?
?????
ふくろうは一番進化した羽だという。
なんで?
フクロウはネズミを穫るためにネズミに気配を知らせないように進化した。
羽の繊維が、斜めだけでなく、その斜めの部分にまた細かな羽の繊維がいっぱいある。このいっぱいある繊維が風の抵抗を少なくして、音を出さないしくみになっているそうだ。
めちゃくちゃすごいな〜!


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鳥が飛ぶのに、骨は重い。
だから鳥の骨は人間の骨のようではなく、蜘蛛の巣のように編み目になっていて、いかにして軽く、また頑丈にするかと言う構造になっているのである。
その構造を人間世界で使っているんだ、新幹線のパンタグラフの部分なんだ。
すると、小1のY君は知ってる知ってる!って興奮した。
Y君は、電車大好き、乗り物大好きだから、知ってる話になると繋がって、私たちとは違った興味がまた広がるんだね。

さ〜、今日は何を描こうか?
羽を丁寧に描く子や、フクロウを描いたり、今日はいつもになく、皆集中しています。

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羽を丁寧に描く。小6のS君は近い色をいくつかもって…この光景いいんだな〜。
描く人そのものだね。
みんなの集中は違ってた。
丁寧な作品ができたよ!
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今日は鳥凧を作りますよ。
アゴラでも作る折り紙凧。
野鳥センターにちなんで鳥ダコを作ります。
羽とくちばしがついて顔をかいて出来上がり♪
大人も子どももなんか嬉しそうに制作始まり始まり♪

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小1のY君、ニワトリ凧を飛ばすぞ!飛べない鳥も飛んじゃうよ!
「ニワトリの色は・・・赤と白・・・しろの折り紙あるかな?ニワトリ飛ぶ?」なんて言ってなんだか楽しそうだね。
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小6のS君はタカの凧を作ります、
鳥って羽の色ってこうだよね、目はこうだよね?どんどん飛びそうな鳥ダコが出来上がるよ。

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Sちゃんはペンギン。あ!ペンギン飛ぶ?結構身体が細くなったペンギンだったけれど、胴体に手があるからか・・・この手がいい感じで羽のようになって飛んだんだ。Sちゃんのペンギン凧は良く飛ぶね!
あ!手と言いながら羽だったんだな、やっぱり♪

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大人も子どもも夢中です。
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びわ湖のほとりの景色と青い空に凧はお似合い♪
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おばちゃん先生もカワセミ号を作りました。
よく飛ぶんです。嬉しくって、思わずパチり♪
こんな感覚いままでになく・・・アゴラでの凧より、鳥と聞いてはまってしまった。
鳥ダコ見つけて野鳥が今にも飛んでこないかな〜って思ってしまいました。
その後も、オジロワシ凧を作って野鳥センターに♪
残りの使い古しの色紙でピンクの鳥ダコとスズメダコも作ったよ。
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4時、影絵の読み合わせ
『カメの翼君』今年、4年目です。
今回はやりたいセリフを手を挙げて決めてやろうかという趣旨。
小1のY君も小4のSちゃんもめちゃくちゃうまくなっている。
子どもたちの成長に感動です。
3月18日の好演が楽しみです。
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夕日が美しいびわ湖の風景。
白鳥が田んぼから戻ってきました。
びわ湖の絶景ですね。
静かな冬の情景です。
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by agorakodomo | 2018-01-17 19:06 | 湖のアゴラ

日常のアゴラ 2018年1月13日 『子どもは好奇心の塊』

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この植物は霜柱と言う。
多年草・しそ科の植物。
なぜ霜柱という名がついたかというと・・・
普通霜柱は土の上にできる氷の柱。それがこの植物の茎にへばりついて氷の柱を作る。
なぜ茎に氷ができているのかと言うと、24時間地中からこの植物は水分を吸収している為に、起こる現象だと言う。
不思議。
今日は外気は0度だった。
みんな外に出ておいで!って先生は言う。
これを見てご覧♪
わ〜!っていって、すかさず、氷の柱を子供達は触った。
あれあれ〜あっという間に茎から氷の塊がとれちゃった。
氷を見たら・・・子供達は動いちゃいます。
これが好奇心ですから。
すると、田んぼの方から「先生!」って小4のY君がやってきた。
「これ見て!氷だよ!」ってはしゃいでた。
「何処で見つけたの?」
「あっちあの田んぼ!」
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すると、田んぼの中に入って、氷取りをしているのは、小3のK君。
「何してるの?」
「大きな氷があるんだ!これとるんだ!」
土で靴はドロドロ。でも氷ゲットの方が大事!
「じゃ〜ん!K君がとった氷、こんなに大きいんだぞ!」
「わ〜すごいすごい!大きいね」
「それにこんなに面白い立体の線ができてるんだよ」ってR君。
あ〜、これ土の跡なんだね。土で氷の造形物。美しいね。それに面白い!
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すると、今度は小6のS君とR君が、溝の所に氷を並べ始めた。
どんどん並べていくよ。
するとさ〜、金具の形の跡が氷にできた。
太陽の光でジワジワ溶け出して、氷は少しずつ下に沈んでいく。だから自然に氷に線の跡がついていく。
その写真をとっていたら、R君が見せてみせてって!
良い感じじゃん♪ってR君。
この感覚を良いじゃんなっていうR君はアーティストだね。
でも、子供達の手は真っ赤。
それでも触りたいんだよって♪好奇心の塊。

氷は次第に溝の中に消えていった・・・
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さて、そろそろ影絵の準備をはじめようか。先生は、子供達に切り絵を促します。
何を描く?何を形作る?
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できた影絵を投影機で写します。
影が面白く動きます。
子供達は、影に夢中。
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すると…「オッケー!」って小1のT君が北の窓を見上げて言った。
何してるのかな?
「あれ、聞こえないや!お〜い!お〜い!」T君は窓越しで叫びます。
実はさっき出来上がった影絵、鳥や魚・・・生き物を作った子どもたちは、教室を出て、外に行っちゃった。
影絵は意志を持って、本来の生き物の居場所にいきたいんだって♪
窓越しの先には、小1のH君とKちゃんと小2のH君、T君さらには小5のS君。
T君はいつの間にか監督になっていたんだね。

すると、・・・今度は小1のK君が「先生!秘密基地ができたんだ。良い居場所。見に来て」って。
「お〜何処だ?」って先生がK君の後についていった。そんで帰ってきて、「おばちゃん先生も見てきてみ!」って。
ちょっと先生、複雑な顔してた。
ひょっとしてひょっとする???
H君とK君は私を山の上に連れて行く。
「ひょっとして、テーブルがなくなって、新しく出来上がったとか?という噂を聞いたんですが・・・」
「え?そんな噂、もう流れちゃってた?♪」ってH運は意味深な言葉を発した。

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じゃ〜ん!これが僕らが作った憩いの場所。
机が壊れたから、新たに作ったの。いいでしょ!バーベキューみたいでしょ!って小1のK君。
思わず笑うしか無かった。
これ、先生が作ったテーブルとイスだった。
子供達がテーブルに乗っかったり、イスを木で叩いたりほじくったり・・・この石は石灰石だからもろくって・・・ひびがいってた。だから、先生は触らないでって言ってたの。でも、・・・
これはもう壊したんじゃないね。生み出したんだもの。ちゃんと生みだしたんだからね、認めよう!これが彼等の生きる醍醐味だから・・・」と先生は言った。
そう、意図的に壊すのと、作り出すのは違うのです。
これ、学校なら壊した!って怒られちゃうけれど、先生は子供達の意図や心を読みとります。
笑顔溢れる光景だった。
他の子供達も山探検!この様子を山の上から眺めてた。
小5のS君は小さな子どもたちと優しく関わっている。この時間ってとてもいい。
優しい空気が流れてた。
山と子供達ってお似合いだ。

他の子供達も教室で造形遊び。
何ができる?何でも屋さん。もも、みかん、レモン、そば、・・・お金も作ってお店屋さんごっこ。
小4のA君、中1のKちゃんは何を作る?
ビリヤードだよ。
一から作るビリヤード♪
んで、小1のK君は来るなり絵本を作ったぞ。
良い絵本だ。読んでみて♪
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by agorakodomo | 2018-01-16 22:52 | アゴラのこと

日常のアゴラ 2018年1月 描き初めの日に・・・『凧たこ上がれ♪』

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土曜日午前クラス
正月明けのアゴラは、毎年おなじみの折り紙凧あげ。
みんな凧なんて知ってるよっていうんだ。もっと大きい凧をあげたとか、ゲイラカイトみたいなもんあげたとか・・・
でもね、なんで先生は折り紙で凧あげするんですか?
かつてはいろいろ大きな凧も試してみたんだ。でもね、この折り紙の手軽さや、大きさがどの子も作りやすくて、扱いやすいからね、これが一番さ♪って先生。
へ〜、20年の実績の中からの実感。だからこの凧って性能いい面白い凧なんだよ。
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上がってるね!この凧は走らなくても上がる凧なんだ。
でもついつい上がらないと走っちゃうね、子供達。
風を凧にあてて、上がる様子を観察して、糸を出していくよ。
あ〜H君の凧良く上がってるね。
小6のYちゃんは6年続けての凧あげ。うまいもんだ♪
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アゴラの終わり頃、先生はみんなを呼んだ。
なんで呼んだ?
子供達がひとりの子を面白おかしくなじっていたから。
実はひとりの子がある子にちょっかいを出したのが始まり。
ちょっかい出した子は確かに悪い。でも今度はみんなたかってちょっかい出した子に罵倒し始めた。
〇〇○男とか、みんないやなあだなつけて呼び合って、みんなが一緒になってゲラゲラ笑う。
すると、ちょっかい出した子が苛立って、また手を出そうとする。
この空気に先生は異常だって思って空気を変えて、みんなを集めたんだ。
「おい!止めなさい!こんなのはだめだろう。一人いやな気持ちになるってだめだろう?アゴラでは例え○君が悪かろうともひとりにさせないよ。学校ではこれは当たり前になっているんだろうけれど、アゴラではしません。ダメです。みんなが心地居場所を作っているんです。それをひとりいやな目に合うって弱い物いじめだよ。○○君も止めなさい。でも〇〇君がやるからってみんながやっている行為は決して良い物ではないんだよ、解ったね。〇〇君も口で伝えなさい。・・・」そんなふうに先生は時には子供達を集めて話する。
子供達は、集団に力を集めて弱い物いじめする。これ、テレビのお笑いに似ている。「ガキの使い」云々・・・
お笑いの人たちが一人をいびって笑っている。失敗をみんなが笑ってコケ落とす。下品なことさせて笑ってる。これを全国放送で流すし、大人も子どももお正月前後でテレビにかじりついて見ている。
当たり前にテレビで流れる事は良い事だって思うのか、集団催眠というか、善悪の判断をテレビでしてしまう。
これがマスメディアのプロバガンダである。
世の中が殺伐とした空気があるのは、実はテレビやネットなどの私たちを取り巻く環境の中で掴んだものなのだと。
また子供達が意地悪になってしまうのはどうしてなのか?
教育の中で締め付けられているのかもしれないし、評価をいつも求められているのかもしれないし、比べる意識、競争を強いられると、勝つ事のみに固執して、強者弱者を作って、有利なように持って行く。強者になるには集団を自分につける。
この空気・・・子供達は大人を真似ているのです。
テレビ…考えものです。
アゴラでは、いやな思いにならないように先生は伝えなければならないことを丁寧に伝えます。
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土曜日午後クラス
午後はまた違った空気の教室。女の子が多いです。
またいろんな子が入ってきて、穏やかな空気が流れます。
少しお休みしていた子どもさんも復帰したり・・・
小2のT君、今年の干支、犬の凧が出来上がり♪どんどん良い表現してきていますね。

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外に出て凧あげ。午前中より風があってね・・・
暴れダコになってしまう!?
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小6のYちゃんやMちゃんはうまく風に乗って上がってるね♪
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寒い寒い・・・凧あげは楽しいけれど、寒くって・・・みんなファンヒーターを囲ってる。
そんな中、男の子はやっぱり山が良いとみえて、山に向かう。
お山の大将ここにあり♪
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女の子は折り紙で面白い事をし始めた。
並んでる大小のブルーの折り鶴。それを寝そべって見ている光景。
っていうか、ファンヒーターの前で寝そべれる光景って、家以外に今なかなか無いよね。
アゴラの緩い空気が時に子供達のそんな様子を見させてくれる。
Kちゃんのブルーと折り紙のブルーが何とも美しく、思わずパチり!
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水曜日幼児クラス
このクラスも凧作り。
小さな子どもも作れる醍醐味。年少さんのYちゃんも頑張って作ります。
折り紙を半分に折ります。「はいここ、アイロン宛てて」「はいここにのりぬって」「はいここ切って」って一緒に作ります。
うまいうまいはさみの使い方上手、のりの使い方上手、…ひとりで作った凧がいいのです。
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外に行って凧あげ。
幼児クラスは4時からだから、暗くなるまでに凧上げしちゃうよ。
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暗くなったから中に入って制作はじまり♪
段ボールやいろんな素材で思いを形にします。
I君は虫のお散歩カー。
F君は何を作った?この間は1000円札が入る貯金箱だったよね♪
M君は大きな家を作りました。
大きいからみんな遊びにきちゃいましたね。

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by agorakodomo | 2018-01-16 22:05 | アゴラのこと