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里と湖のポレポレ時間~

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湖のアゴラ はじめの一歩

不思議ミラーでいろんなものを覗いてみたよ♪
三角の不思議ミラーを通して見れば、カーテンも不思議な世界へと変身しました♪
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10月30日、滋賀県長浜市湖北町丁野の児童館でアゴラ造形教室が開かれた。
この日は、湖(うみ)のアゴラが始まったはじめの一歩。
大事な大事な始まりの日。
参加者は18名の年長さんから小学生までの子供達と付き添うご父兄。
会場は児童館二階で行った。
お手伝いの湖北のお母さんらのてきぱきとした計らいで、スムーズに造形教室を行うことが出来た。
テラコッタの作品を子供達は、初めて作る。
「テラコッタってね、土粘土で作るんだよ。900度の火で焼くと赤くなるんだ。じっくりじっくり12時間かけてゆっくり焼き上げるテラコッタ。みんなの作品を3週間乾かして、静岡にあるアゴラの窯で先生は焼いてきますね。」
子供達もさることながら、お母さん達が耳をダンボにして聞き入っていた。
さてどんな作品が出来るかな♪
ちりんちりん~♪と鳴る土鈴を作ります。
みんな作りたい土鈴の形を考えようね。
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まずは土粘土をこねて、粘土の中の空気を抜くんだよ。
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「どべ」といいます。これをのりや接着剤代わりに使うんだよ。
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うさぎ、猫、星、ピカチュウ、車、クマ様々な形の鈴ができあがり~
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恐竜が男の子たちには人気です。ぼくはテラノザウルスだよ。恐竜の鈴ってどうしたら出来るの!?
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形が出来たら、中身をくりぬくんだよ。・・え~~!!!手術やん!!♪
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テラコッタ作品が出来たら、みんな今度は、不思議ミラーだよ。
万華鏡とはちょっと違う、小さな子供達にもできる不思議ミラー。
紙を巻かずにいろんなものを見ると、どんな風に見えるだろうか♪
みんな試してみてね♪
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そして不思議ミラーを自分のオリジナルデザインで飾るんだよ。
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いろんなものを見てごらん♪紙にいろんな絵を描いて見て覗いてごらん♪
みんなは、様々な絵を描いて、不思議ミラーで覗きます♪
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私は、ぐるぐる渦巻き~♪覗いてみたら・・・・あらあらいつの間にか目が回ってトンボになっちゃった♪
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さて第一回目の湖のアゴラはだうだったでしょうか?
帰りぎわ、はじめて会うアゴラの先生に子供達はさよならをいわなきゃと先生の車のところまでやってきた。
そして先生は子供達からおおりがみの作品をお土産にいただいたそうだ。
また大事なものが増えたと先生は帰り際語っていた。
そして突然携帯電話が鳴った。
「もしもし・・・」涙声の4歳の姪っ子からだった。
寝ている間にアゴラ先生が帰ってしまった!さよならの挨拶をしたかったのに・・・とショックの電話だった。
「またくるよ」と4歳の姪っ子に一言いったら姪っ子は「うん」といって電話を切った。
1度しか会っていないアゴラ先生を子供達は、こんなふうに見送った。
また来るからね~。
これが湖のアゴラの始まりでした。
# by agorakodomo | 2011-10-31 08:54 | 湖のアゴラ

優しいまなざし

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「あ~あ~。」先生が大きな声をあげた。
何々?と思って先生に近づくと、そこには弱りきったカマキリがアゴラの玄関の中にいた。
よたよたと千鳥足のように動いている年老いた?カマキリは、外と中の境が分からないアゴラなので、間違って入ってきてしまったのだろう♪
「おいおい~ここじゃないよ。」と先生はカマキリのおしりを中指でやさしく触った。
カマキリはよたよたしながら、来た道を180度回転して扉の方に移動した。
先生は笑っている。
「おいおい~大丈夫かい?はいはい、はいはい♪」とヨチヨチ歩きの赤ちゃんに声援をおくっているかのような関わり様で~。
私は思わず笑ってしまった。
この先生は、ほんとうにもう好きやな~001.gif
人間も虫も動物も植物も同じ扱いをする先生。
カマキリが玄関の外に出るまで、じっと見つめる。
時には小さな声援をおくり、時々よそ見をするカマキリのおしりをつつきつつ・・・♪
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こういう先生を見ているとほんと仙人か思う。
先生は虫を殺さない。
アゴラの家の中に入ってきた虫も、ようこそって感じでそっとしておく。
蚊も蜘蛛も小さな虫もありも・・・自然に出て行くだろうって。
「たまたま里山にアゴラが出来て、たまたまぼく達がここにいるってことで、虫はもともとここにいる里山の中の住人だからね♪皆大事。」って先生は口癖のように言う。
アブもこのアゴラの家の中に入ってくる。
子供達は怖い怖いって騒ぎ立てるんだけど、そんな声には、「大丈夫、何もしないよ」って言ってそっとアブに近づいて羽根を持って外に逃がす。
子供達は一斉に「え~~~!!」とびっくりする。
蜂であろうと・・・
ある日、ある子供がミツバチが家の中に入ってきたので、ハエたたきでたたいた。
先生は「こら~!」と叱った。
そして「ミツバチは、何もしないんだよ。手をむやみに出してはだめだよ。」と諭した。
先生は蜂も殺さない。
あしなが蜂も網でとって外に出す。
でも先生も戦う時もあるんだよ。それは、スズメバチとマムシ・・・
息子がアゴラに入って間がないときに、先生はよく危険生物の本を持ってきて息子に教えていた。
これは猛毒だ!とかこれに触ると危ないからな!とか、この虫はこうだから・・・とくどいぐらいに伝えていた。
息子も小学生のときに同じような本を読破していたので、先生の話に関心を持っていた。
だからか先生に心を許して最初から関わっていた。
あるとき息子がアゴラの庭で、雨に濡れて死にかけのツバメを見つけたそうだ。
動物好きの息子はすかさず先生にそのツバメの話をした。
先生はすぐにそのツバメの近くまで行って、つばめをアゴラの中につれてきた。
先生は、濡れたツバメの身体をタオルで拭いた。
そして息子とふたりでツバメを手でやさしく包んで介抱したそうだ。
息子は、アゴラにいるあいだツバメをなでていたそうだ。
その後私がお迎えに来た。
先生は息子に「ちゃんと先生が介抱するから、大丈夫。」と息子に言った。
息子は安堵してアゴラを後にした。
その後もずっとツバメを両手で先生の体温で暖め続けていたそうだ。
そのツバメはそれでも亡くなってしまったそうだ。
でも安らかに、最後に愛情というやさしさ、ぬくもりを感じてあっちにいった。
そんなことが先生や子供達の記憶の中にはいっぱいあるんだよ。
子供のときに読んだ絵本の中のやさしいできごとが、ここアゴラでは当たり前に存在するんだ♪
# by agorakodomo | 2011-10-23 11:55 | 先生のこと

湖のアゴラ

芸術の秋だ!
出張造形教室のお知らせ♪

アゴラ子ども美術工場が滋賀にやってきた!つくることは面白い!ワクワクする!そんな思いを体験しましょう!

土鈴
秋の実りの時期に土鈴を作りましょう♪湖のアゴラ_e0253482_1757464.jpg
形は自由に発想してみましょう。
いろんな形の鈴ができますよ。
動物の形の鈴、うさぎ、猫、カメ、恐竜!?さあ~みんなはどんな鈴をつくるのかな?

テラコッタ・・形が出来たら二週間ほど乾かして、陶芸窯で900度の高温で焼き上げます。
焼きあがると赤みの帯びた素敵な土鈴が出来上がります。
中に入った土の玉の大きさで音色も変わりますよ。
素敵なオリジナルの土鈴を作りましょう♪

不思議ミラー
どんなものも覗いてみると不思議な万華鏡の世界。
自然の中で不思議ミラーを持っていろんなものを覗いてみよう♪
不思議な世界が現れますよ。

右の写真は被災地・女川町保育者の土鈴とお地蔵様のテラコッタ作品
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日時:10月30日(日)AМ9:00~12:00

場所:滋賀県長浜市湖北町小谷 児童館

対象:年長児~小学生

参加費:2000円

主催:アゴラ子ども美術工場・渋垂秀夫
℡:0537-27-1428

アゴラの先生のプロフィール:
美術家、アゴラ子ども美術工場主宰。
幼稚園で、絵画・造形講師を20年あまりやりながら、全国に造形・講演活動をして回る。
現在も保育園の保育者指導にあたる。
紙ワザ大賞、カメパオプロジェクト、カメの翼プロジェクト発起。
被災地・女川での保育者・子どもサポートも同時に行う。
著書に「夢中になって」「砂場」「絵の具がほほえむ」明治図書。「環境構成12ヶ月」「あそびのずかん」ひかりのくに社、「おめん・仮面・マスクマン」フルベール館。


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10月30日から湖へアゴラは行き来していきます。
里のアゴラと湖のアゴラ。
自然は里だけでありません。ですから自然のある場所・・・水にも意識を馳せました。
アゴラは15年前に出来ました。
さてアゴラという場所はどうして出来たのでしょうか?
それは・・・16年前の阪神淡路大震災の時にさかのぼります。
アゴラの先生は、震災一ヵ月後に造形素材をリュックにつめて被災地・神戸にひとりで入りました。
そのときの神戸は大きなビルが倒壊し、火事で町が焼け野原になっていました。
そんな悲惨な状態の中子供達に意識を持っていきますと・・・子供達はビニールシートの上で遊んでいました。
そう、ブルーのビニールシートが子供達の遊び場所でした。湖のアゴラ_e0253482_20382028.jpg
そしてゲームやおもちゃが子供達に届けられていた頃でした。
でも何もなくなった子供達に必要だったのは、いつも遊んでいた物ではなく、関わってくれる人と安心できる居場所と子供たち自らが動く遊びでした。
自ら動く遊びとは、ゲームや大人が作ったおもちゃではなく、自らが創造し作り出すこと。
先生は折り紙や画用紙で飛行機や凧の作り方を教えていっしょに遊びました。
そしてダンボールで子供達の遊びの空間を作りました。
その後カメパオプロジェクトを発起し、緊急時の居場所つくりについて京都芸大の中原浩大氏らと構想していきます。
緊急時、何もなくなった子供達は、作り出すことに喜びを感じました。そして基地のようなほっとする空間を欲しました。
これは本能からの反応に他なりません。
その本能の反応を目の当たりにした先生は、今の社会の中の子供達へと意識を移していきました。湖のアゴラ_e0253482_204122100.jpg
緊急時以外の子供達は、ゲームに夢中で、ほかにテレビやいろんな刺激に麻痺されています。
塾や習い事に日々追われ、ほっと一息つく間もありません。
この追われた日々はまさにミヒャエル・エンデの「モモ」のお話の時間泥棒に時間を奪われた慣れの果てです。
子供達から表情が消えました。
学校に行くことを怖がる子供達がたくさんいます。
先生は、普段の子供達にも強いて安心できる居場所と操作するものから離れ、ゆっくりとした時間空間が大事だと思いました。
そして先生の思いが有志を動かし里にアゴラが出来ました。
里の自然と海の自然を子供達に与えたいと思いました。
しかし今年またもや大きな地震がおき、日本中の海は原発という危険があることに意識しました。
そこで・・・水を意識したら、内陸に大きなうみがあることに気付いたのです。
湖・・・琵琶湖です。
琵琶湖が育んだ自然の歴史にみせられた先生は、こうして里のアゴラと湖(うみ)のアゴラを作り子供達と向き合っていこう・・・そして子供達に優しさと安心感と創造することの面白さを伝えていこうと思っているのです。
# by agorakodomo | 2011-10-19 18:03 | アゴラのこと

最初の一歩

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アゴラの玄関を入ると、まずそこには何種類もの色鉛筆が並でいる。
わ~と声が思わず漏れそうなくらいに、いっぱいの色、色、色♪
そしてこの色鉛筆をきれいに並べる棚がある。
これ既製品ですか?・・と思いきや、これは数年前に小学生の子供が作った作品だった。
子どもたちは、アゴラで、こういうものを作りたいと思ったものを設計図にして制作するのだ。
その歴史が、アゴラの奥にいっぱいある。最初の一歩_e0253482_846573.jpg
一見掃除したら・・・と思いたくなるような紙の固まり。
でもこの固まりは、幼稚園児から高校生の子供達の大事な大事な設計図。
幼稚園児でも誰でも、作りたいものをまず設計する。
設計といっても小さい子は、出来上がりの絵を描いたもの。
その設計図を先生とお話して、木で作るか?紙で作るか?何で作るか?大きさはどうするか?を決める。
小学生になると、ちゃんと幅を決めて作る。
それも立体的な設計図。
子供達はこういうことを繰り返して、物の形を把握していくのだ。
他に様々な絵の具、アクリル絵の具にラッカー、
子供達は、水彩絵の具しか学校では使わないけれど、ここでは様々な色の素材を好きなだけ試せるのだ。
もちろん木工材料、道具は完璧です。
そんな材料いっぱいのアゴラで、子供達は創造を膨らませるのだ。
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アゴラに通い始めた小学生がまず作るのは、パズル。
木のパズル。
糸鋸を使いこなしていくことが、ここアゴラの初めの一歩。
危険をまず知る。
電動糸鋸を動かし、木に描いた絵の通りに切っていく。
小学一年生になっていたなら絶対に・・・
うちの息子も数年前に作ったよ♪
上手に上手に作った最初の作品。
難しい道具を使いこなして行くことは、自信につながるんだろうと思います。
そうそう、視力があまりよくない子どもさんもアゴラにいるんだ。
でもね、先生は、その子にもちゃんと糸鋸を使わせるんだ。
ちゃんとその子に付き添って、糸鋸を使えるようにするんだよ。最初の一歩_e0253482_913744.jpg
そしてちゃんと作品を作り上げる。
障害があろうとなかろうと、アゴラの子供は、皆いっしょ。
特別ってことはなく、皆が一緒にここにいる。
普通の子、障害のある子、そんな垣根は何もない。
いっしょにアゴラにいる空間。
そういう社会が大事なんだけど、世の中は区分けすることで成り立つ。
そんな区分けの社会は、本当はおかしいの。
だからアゴラは、やさしい空間。
皆が同じにいられる場所。
先生は、子供達ひとりひとりに向き合っています。




アクリル絵の具、ラッカー様々な画材                 木工風景
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関連サイト:アゴラ子ども美術工場
# by agorakodomo | 2011-10-18 20:17 | アゴラのこと

アゴラと他の習い事の違いってあるの?

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アゴラ子ども美術工場って不思議な場所だ。
自然いっぱいの里。古民家。造形素材がいっぱいあって・・・
よくあるお絵かき教室とか美術教室ではない。
だってよくある教室は、うまく描けるように描き方を教える教室だったり、なんとなく美大を出た人が先生となって工作などをさせるような教室だ。
私も子育てをしながら、いろんな子育てをしている人に出会った。
特に医者の子供や、いわゆる学があるといわれる方の子どもさんは、習い事がすごい。
その習い事の一貫として情緒を育ませるために、何かのたしなみのためにお絵かき教室、美術教室に習わせることも多くない。
子供が絵で賞をとるために、少しでも上手になるために・・・
いろんな親の思惑がある。
確かに子を思っての習い事だけれど・・・
子供に習い事をさせることは、情操教育の上では大事で、いつかこの子が困らないようにとか、いろんなことを小さい時に習わせていたら、何かきっと大人になって役にたつだろうとか・・・
いまや大人も資格の時代だから・・・そんな親御さんが多いのではないだろうか?
それ以外に子育てのための教育観・・・シュタイナー教育・・・何とか教育・・・そのことに意識した親御さんたちが、自然と親しむ機会を持たせるために自然と親しめる場所を探す。
ほんとうにその習い事や教育を受けたら、子供達とって良いことなのだろうか?
いろんな習い事や教育を受けたからって、うまく生きていくってわけではないことは、我々親やその教育を受けた子供達を見ても分かるだろう。
させすぎる詰め込む受動的な習い事や教育は、子供から主体性を失わせてしまう。
主体性を失った子供は、好奇心をなくし、創造することができなくなるような気がする。
本当に生きていくうえで大事なことは、ワクワクして夢を持ち続け、心から楽しんでいる状態・・・好奇心があるかどうかである。
実はその感覚を、子供達は、誰に学ぶでもなく、生まれつき持ち合えあせているものだ。
子供は本能で感じ取る。
生きるために何が楽しく、何が危険で、何が怖いのか・・・
その本能が基盤となって好奇心が育まれ、自分を表現することが出来る。
その本能をこどもはもともと持ち合わせているのに、その本能的感覚を取り除いてしまっていることに気付いていますか?
最近の親、学校の先生も、地域の人も子供達から危険を取り除く作業を率先して行う。
刃物を持たさない、床をフラットにする・・・などなど。
最近の子供は反応しなくなった、何もできなくなった・・・などとよく聞くが、これは何者でもない、我々大人たちのせいだ。
守ることの意味を本当に間違えてはいけない。
大人が芽を摘んでいるような気がする。
それぞれ家庭によって教育方針は様々だろうが、子供にとって子供の時代はほんとうに大事である。
大人になるための通過点ではなく、子供の時代の育まれた感覚が今後の自分を形成する核となる。
そのことをアゴラの先生は教えてくれる。
2時間から3時間の時間中で、何も操作しない環境の中で、ひとりひとりの自らの動を待ち続ける。
そして先生は見守る。
ひとりひとりとしっかり向き合う。
子供達がたくさんいても、以下同文みたいな反応は決してしない。
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あなたがここにいる存在価値を子供とて感じ取って尊重する。
そういう先生ってどれだけこの世界にいるんだろうと考えたことがありませんか?
そんな先生の近くで子供は安心して自分を出し始める。
子供の本当の表現は安心感を感じたところから始まるのだ。
そしてあえて危険を感じとることをここでは教えている。
危険を知ることで子供は、知恵を自ら獲得し、動き出す。
このアゴラ子ども美術工場は、子供の本能を刺激する大事な場所だと思うのです。
本能を刺激するって言うことは、自分が何者であるか?・・・何が好きで、何が嫌いか、・・・その表現をする根源だと思います。
付け足しの習い事と、もとあるものを大事にして育むことの違いがここにあるのだと思います。
# by agorakodomo | 2011-10-15 17:59 | 伝えたいこと